オオカミはみなさんご存知だと思います。
犬の祖先で、生態系では捕食者として多くの生き物に恐れられています。
今では世界中で絶滅していっていますが、まだ野生のオオカミがいる地域もあります。
動物園で見たことがある人は多いと思います。
今となっては人間がオオカミに食べられるということはほとんどありませんが、
オオカミが人間の捕食者だった時代もありますし、
家畜の被害はずっと人間を悩ませてきました。
人間の場合は道具を作って対抗出来ましたが、
他の野生の動物からしたら
オオカミはずっと恐ろしい捕食者でした。
種によって、速く逃げたり、木に登ったりと
対抗策を発達させてきましたが、
今回はジャコウウシの例を紹介したいと思います。
ジャコウウシはオオカミから攻撃されそうになると
群れて密集し、子どもを中心に円陣を組みます。
こうすることで全方位から攻撃を防ぎ
弱い子どもを守ることができます。
ユーチューブに動画があるので観てみてください↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=PkWVGf2sfiw
では、これをいじめに置き換えてみましょう。
オオカミがいじめっ子だとしたら、
それに対抗するには味方と一緒に戦えばいいのです。
しかし実際のいじめでは、みんなオオカミが怖くて逆らえず、
一番弱い子が攻撃されるのを遠くから眺めています。
またはオオカミと一緒になって攻撃します。
みんなが協力すればオオカミを追い払うことができることは
誰でも知っていますが、
みんなで協力するというのが実際には難しいのです。
ここで何もしなければおまえだけは攻撃しないでやる
といじめっ子に言われたら
自分が助かりたいために他人を見捨てるという人が出てきます。
逆に、固い絆で結ばれた味方がいれば
少なくとも裏切られて孤立することが無くなるので
いじめを受ける可能性がほぼ無くなります。