人類が昔は平等だった理由

Pocket

人間は生まれながらにして平等、とは言いますが、
実際世の中を見てみれば貧富の差はあります。

日本だと生存権があるので、
お金がないからといって死んでしまうことはほとんどないですが、
海外だと、十分な食糧や医療を得られず、
お金がないために命を落とす人はたくさんいます。

現代の社会には明らかに不平等が存在しますが、
実は昔はそうではありませんでした。

昔、といっても、人類が農耕を始める前、
狩猟採集で生活していた時代のことです。

農耕は今では当たり前ですが、
人類としての歴史で見れば、圧倒的に狩猟採集時代の方が長いです。

狩猟採集時代は人口が少なく、
数十人の小さな群れで、移動しながら暮らしていました。

そして、その時代は貧富の差がありませんでした。
だれかが狩りですばらしい活躍をしても、
獲物はみんなで山分けしました。

さらに群れには強力なリーダーもいませんでした。

どうして狩猟採集時代の人類は平等な社会を築けたのか?

1つは食料の保存がきかなかったからです。
肉を独り占めにしても、どうせ腐ってしまいます。
だったらみんなに分けて人間関係を良くした方がいいです。

しかし、より大きな理由は別にあります。

それは、トップになろうとした人を大勢で引きずりおろしたからです。

なぜそんなことになったかというと、
トップになればその人に富が集まりますが、
その群れの他のメンバーはその分収入が減ることになります。

だから、大勢で結託してトップを殺したり、群れから追い出したりしました。

これが、嫉妬です。
このような小さな集団では、自分より上の人を追い落とすことは、
自分の生活を守る上で有効でした。

それと、
働かないのに食料だけ平等にもらおうとする怠け者も
同じように追い出しました。

こちらはチーターの排除です。

狩猟採集時代はとても厳しい環境です。
群れから出て一人で生きるのは不可能でした。

また、他の群れに移ろうとしても、
よそものを警戒して群れに入れてもらえなかったり、
そもそも群れと群れの距離が遠くて移動が大変だったりで、
群れから追い出されるというのは、ほとんど死んだも同然でした。

だから、多くの人はトップになろうとせず、
山分けに応じたというわけです。

ただ、稀に強いリーダーが現れて成功する例もあったらしいのですが、
それは全体で見たら少数派です。

強いリーダーが現れるようになるのは、
農耕が始まってからです。

食料が備蓄できるようになったことで、富の蓄積が可能となり、
貧富の差が出てきました。

また、農耕はみんなで仕事のタイミングを調整する必要があるので、
それができる強いリーダーも出現しました。

ということで、
昔の平等な社会というのは、理想郷というより、
嫉妬と暴力の支配する小さな集団だったわけです。

ところで、学校のクラスは、
どちらかと言えば狩猟採集型の社会だと言えます。

人数も数十人ですし、クラスのメンバーは1年以上固定で
長時間一緒に生活するからです。

だから、注意が必要なのです。
人間の本能には狩猟採集時代のなごりがまだ多く残っています。

人より活躍すれば嫉妬され、
みんなと違えばチーターとして排除されます。

狩猟採集社会である学校では、
これがいじめとなって現れやすいのです。

Pocket

いじめ解決の3ステップ

Pocket

いじめ解決にはステップがあります。

よく、いじめ解決にはこれをしたらいい、という話がありますが、

それは使うタイミングによって効果が変わってくるという事はあまり言われていません。

 

そこで、いじめの解決法に時間軸を取り入れて、ストーリーとして理解してもらえればと思います。

 

いじめ解決の流れは、大きく分けて3ステップあります。

(1) 最初にいじめを沈静化し、

(2) 次に味方づくりを行い、

(3) 最後に自由を買い戻します。

 

これらの詳しい話をこれからしていきます。

 

[ステップ1]

まずはいじめを沈静化させます。

この目的は友達をつくるための環境を整えるためです。

いじめを受けている状態では、友達をつくるのは難しいです。

なぜなら、いじめられている人とは、友達になりたくないからです。

いじめられている人と友達になると自分までいじめられるんじゃないかと思い、

怖がって人が近づきません。

そのため一度いじめを落ち着かせて、みんなを安心させます。

 

ではどうすればいじめを沈静化できるのかというと、

いじめを避けるために自由を売ります。

 

具体的には、距離を置いていじめっこに近づかない。

発言したり、質問したりしない。

目立たない。

パシリになって、言われたらかばん持ちする。

周りと同じ行動をする。嫌なことをされても怒らない。

反撃しない。

 

こうしていると、生活が息苦しくなりますが、代わりにいじめの被害を減らせます。

なぜ自由を売るといじめが沈静化するかというと、

それでもいじめを続けたら周りからただの悪い奴だと思われるからです。

いじめの中心グループはいじめが楽しいということだけでもいじめる理由になりますが、

それ以外の人は正義・タテマエの無いいじめには抵抗があるのです。

 

もし自由を売ってもいじめが変わらなかったら、先生達に厳しい指導をしてもらいます。

こうすれば短期間だけいじめを沈静化することができます。

いじめていた人が先生に怒られても、心から反省することは無いので、

いずれいじめは再開する可能性が高いです。

 

先生を利用するので、まずは先生を味方につける必要があります。

そのためには、まず被害者であることです。

ただのけんかだと判断されれば先生が協力してくれません。

一方的ないじめであることを伝える必要があります。

 

次に根回しです。

いきなりいじめっこを指導してくれと言われても、先生は動けません。

まずは学校の先生の中で共感してくれる人に相談して、味方にします。

少し時間をかけて味方の先生を増やします。

 

それから、厳しい指導の前に事件が必要です。

これは、普段の行いを注意するのでは力が入らないからです。

事件を引き起こすのはいじめっこの方ですが、こちらはその規模をコントロールします。

大事件にすれば厳しい指導のきっかけになるので、

いじめられた際に、激しく暴れる、大声を出す、職員室に逃げ込むなどを行い注目を集めます。

 

ただ、先生を利用する方法にはリスクがあります。

指導が効果が無かった場合、お前チクったな!ということになり、いじめがさらに悪化します。

それを防ぐために、先生による厳しい指導は一撃必殺で相手を叩き潰す必要があります。

しかし、リスクは避けた方が良いので、先生を利用するのは奥の手としてとっておき、

まずは自由を売る方法で沈静化させましょう。

[ステップ2]

いじめが沈静化したら、次は味方作りを行います。

つまり友達作りです。

クラス内で仲良くなれそうな人を探し、友達になりましょう。

すでにある仲良しグループに入れてもらう、というのが実際の形になります。

 

その時の注意は、ありのままの自分でいくのではなく、相手の趣味に合わせることです。

ここでも自由を売ることになりますが、まずは相手の警戒を解き、仲良くなることが先です。

 

そして友達と一緒にいる時間を増やすことで、いじめっこと関わる時間を減らします。

これにより、さらに自分と関わることへの安全性をアピールできます。

 

こうして自分の基盤ができたら、それをクラス中に拡張します。

クラス内に雑談ができる人を、各仲良しグループに一人つくります。

そうしておけば、いざという時に他の仲良しグループに移動できます。

 

さらに、クラス中から情報が入ってくるようになり、

自分に迫った危険を知らせてくれたり、情勢の変化が分かったりします。

こういう情報があると、何かが起きる前に準備をする時間が作れます。

また、自分の人間関係の大きさが外部から分かりにくくなり、

いじめても大きく反撃されるかもしれないと思わせることができます。

[ステップ3]

ここまでの過程で自由を売ってきて、息苦しい状態になると思うので、

今度は自由を買い戻していきます。

 

味方が増えて自分の足場が強くなっていくほど、いじめっこの存在を気にしなくてよくなります。

つまり自由に振る舞っても大丈夫になります。

何かされても、友達が守ってくれますし、なんなら反撃して逆に相手を追い詰めることもできます。

こうやって最初に売った自由を買い戻していきます。

 

自由を大事にしたい人ほど、一度自由を手放してみてください。

いじめを解決したうえで、後で自由を取り戻すことが出来ます。

いじめ解決の3ステップでは、まるでわらしべ長者が交換によって豊かになっていったように、

いじめを段階に分けて解決していきます。

自由が売り買いできるというアイデアは新鮮だったかもしれませんが、ぜひ実践してみてください。

Pocket

いじめの権力源泉

Pocket

権力とは何か?

それは、相手が嫌だと思っても

こちらのいうことに従わせることを可能にするものです。

 

いじめを止めさせる権力と言った場合、

いじめを止めたくない相手に止めさせることができるものです。

 

現在いじめを受けている人は、

この権力を持っていない、または上手に使えていません。

 

権力を使うとは、簡単に言うと、

逆らったら嫌がらせするぞって脅して

こちらのいうことに従わせることです。

 

なので権力のある人は、

嫌がらせを実行できるだけの力があります。

 

例えば国家権力の場合、

法律に逆らった人を警察が逮捕して、監禁したり処刑したりします。

 

権力は人を動かす効果があってこそのものです。

 

権力の力の源を権力源泉といいます。

 

例えば国家権力の権力源泉は暴力(警察・軍隊)です。

他にも、カネ、人事、情報、依存関係などの権力源泉が存在します。

学校では特に暴力が権力源泉として用いられます。

 

なぜ暴力的な人が支配者になれるのか。

 

それは、暴力で他の人を押さえつけているからというのもありますが、

汚れ仕事を引き受けているからでもあります。

 

一部の重要な友達の望みをかなえるために、

代わりに人をなぐります。

だから強力な味方に囲まれて、権力を手にできるのです。

 

権力があるといじめすら正当化されます。

 

悪い事したらいじめられて当然という雰囲気があると、

いじめが生まれやすいです。

 

しかし、何が悪い事かは、一般常識とは異なります。

 

権力のあるクラスメイトに逆らって怒らせる事は、

その場では悪い事になります。

 

クラスの中で秩序が出来上がると、

それが正義になってしまうからです。

 

いじめをなくすためには、

権力源泉を奪う必要があります。

 

学校は生徒の暴力を許してはいけません。

暴力を利用する生徒が、他の生徒を脅して、教師以上の権力を手に入れ、

その結果クラスのコントロールができなくなるからです。

 

監視と厳罰によって暴力を取り締まる必要があります。

一般社会と同じことです。

Pocket

フリースクールに行くといじめられなくなる理由

Pocket

フリースクールというのは、主に不登校の子を受け入れる機関です。

普通の学校並に授業があるところもあれば、

託児所のような感じのところもあります。

 

フリースクールには

何らかの理由により、普通の学校に通いにくい子たちがやってきます。

その理由とは、いじめを始めとする人間関係のトラブルや、障害、

または勉強のペースについていけなかったことなどがあります。

 

学校ではいじめられていたけど、フリースクールに入ったらいじめられなくなった

ということがよくありますが、

これはいじめの原理を理解していれば当たり前のことです。

 

いじめが起こる原因は

戦力の差に由来します。

 

戦力というのはもちろん味方のことです。

味方が多い人と味方がいない人が同じ空間にいれば、

味方が多い人がその気になれば、味方がいない人をいじめるのは簡単なことです。

 

お互いの戦力が拮抗していればグループ間の抗争になりますが、

1対多数だと戦力が開きすぎて攻撃が一方的になり、結果いじめとなります。

 

学校では味方獲得能力(友達作り能力)が低いといじめられてしまう場合があるのです。

 

ではフリースクールではどうかというと、

そこに通う子の味方獲得能力は総じて低めなので、

結果戦力が分散し、いじめの原因となる戦力差が生まれにくいのです。

 

もちろんあくまで「傾向がある」という話です。

 

もし現状で学校で生活するのがきついということであれば、

一度、戦略的撤退を行い、

フリースクールに入って、自分に合ったレベルで人間関係の練習をするのもありです。

 

これは社会人になっても同じことです。

味方獲得能力が低いといじめられる可能性が上がるだけでなく、

周囲との連携がうまくとれずに仕事の生産性が下がってしまいます。

 

そうなると働ける場所は限られてきます。

問題を避けたいと思ったら、

人間関係がいらない仕事・会社しか選べなくなります。

 

対応としては2パターンあって、

 

一つは生活空間を限定することです。

もっと言うと、いじめられそうなところに行かないことです。

大人になって働くようになったら勤務先に通う場合もあるでしょうが、

その時は自分の力量と環境のバランスを見極める能力も必要になるでしょう。

 

もう一つは味方獲得能力を上げることです。

これがあればどこに行っても味方が出来るため、

いじめを回避したり、味方と協力して素晴らしい活動ができるようになります。

これは学習で身に着く能力であり、一生使えるものなので

学んで損しないです。

Pocket

生物におけるいじめの普遍性

Pocket

いじめは人間に特有の現象かといえば、

そうではありません。

 

人間と近縁な類人猿から、目に見えない微生物まで、

いじめが広く観察されます。

いじめは生物にとって普遍的なものなのです。

 

といっても、ここでは広い意味でのいじめを考えていて、

異物に対する攻撃という定義を用いています。

 

生物がいじめを行う理由は、

チート(詐欺行為)を防ぐためです。

 

生物というのは基本的には利己的で、

自分の生存率を高め、自分の子孫をたくさん残そうとします。

そのためには、他者に危害を加えることもいといません。

 

しかし、一人で出来ることは限られるので、他者との協力が発達します。

 

協力は単純な微生物ですら認められていて、

お互いを攻撃しないといった消極的なものから、

物々交換をしたり、連携して狩りをしたりと、

様々な協力が様々な生物で見られます。

 

例えば細胞性粘菌というアメーバは

多数の細胞が協力して子実体を作ります。

子実体はキノコのような形をしていて、

遠くまで胞子を飛ばせるように、

細長い柄の上に胞子の塊が乗っています。

 

一個のアメーバ細胞では遠くにあるエサが豊富な場所まで移動できないので、

協力によって生存のチャンスを増大させているのです。

 

しかしこの協力には、少なくない犠牲が伴います。

柄になった細胞はそのまま死んでしまうのです。

生き残るには胞子になるしかないので、

通常よりも高確率で胞子になろうとチートを働く細胞が出てきます。

(チートを働くものをチーターといいます)

 

このようなチートを許してしまうと、

協力関係が崩壊してしまいます。

 

チートを防ぐために生物は防衛策をとります。

 

例えば、チーターを集団から追い出したり、攻撃して殺したりします。

 

人間でもこの傾向はあり、

ルールに従わない者や、自分たちと異なる部分を持つものを、

攻撃・排除しようとします。

 

このチート対策の流れをひくものとして、いじめが表れます。

 

いじめはこのため根が深い問題ですが、

広く生物に見られるという事は、学べる対象がたくさんあるということです。

Pocket

脱「いじめは悪い」

Pocket

私は、脱「いじめは悪い」、を提唱しています。

 

世の中では、いじめは悪い事だと言われています。

そして私も以前はそう考えていました。

しかしそこにはある問題があります。

 

それは、いじめは悪いと考えていると、

自分が変わろうと思わなくなることです。

 

いじめられていた頃の私は、いじめる方が悪いのだからと何もしませんでした。

もちろんいじめが悪いというのは正しいですが、

それは現実では通用しないのです。

 

いじめを受けている人が改善できるところは

自分自身です。

 

それなのに問題を外部に求めてしまうと、

解決のために出来ることがなくなってしまいます。

 

悪いことをしている人を誰かが懲らしめて、

助けに来てくれると期待すると、

いつまでもいじめから抜け出せなくなります。

 

いじめは悪いと批判するより、

いじめられなくなるように自分を成長させた方が、

自分の力という最も頼れるものができるため

先々までいじめの不安を解消できます。

 

子どもが親の助け無しでも生きられるようになる事は、

子育ての最大の目標と言えます。

 

今はまだ守られる存在でも、

いつかは自分の力で生きていかなければなりません。

 

いじめは学べば解決できます。

 

体が弱い子でも、正しい知識があれば

いじめから身を守る力をつけることができます。

Pocket

私たちはいじめに惹かれている

Pocket

私たちはいじめに惹かれている

というと不快感を覚える方もいると思います。

しかし、一般には「いじめは悪い」とか「いじめ反対」と言われているにも関わらず、

多くのいじめが複数人または集団全体で一人を攻撃する構造になるのはなぜなのでしょうか。

 

いじめの現場では、直接関わらないが周りで見て面白がる人がいます。

これは人間には、人が傷つく姿を見たがる習性があるからです。

 

これは昔から存在することです。

例えば、古代ローマではコロセウムと呼ばれるところで人間同士を殺し合わせるショーが大人気でした。

他にも、世界中で公開処刑には多くの見物人が集まりました。

現代でもテレビ、マンガ、ゲーム、映画などいたるところで暴力シーンが見られます。

 

もちろんいじめを実行する人も、観ているだけの人もいじめを楽しんでいます。

いじめは退屈な日常を紛らわせてくれる、刺激的なショーなのです。

 

そんな人たちにいじめをやめてくれと頼んでも無駄です。

自分がされて嫌なことは相手にもしないというルールは

どんな相手にも通用するわけではありません。

 

いじめは国や時代を超えて、人間という種全体に見られる現象です。

これが意味しているのは、個人にとっていじめを行ったり観たりするのが

生存に有利になるために進化したということです。

 

また、いじめに対して快感を覚えることは、

いじめを行ったり観たりすることを促す効果があります。

 

いじめは自分より弱いものに対して行われます。

これによって自分の力を誇示し、見せしめにできます。

これは集団内での自分の地位を高く維持することにつながります。

 

観衆は、いじめられているのが自分ではないということを確認して安心感を得たり、

周りでヤジを飛ばして盛り上げることで

自分はいじめる側の味方だという立場を表明して、

次のターゲットに選ばれないように努力することができます。

 

ただ多くの人はそんなことを意識しているわけではありません。

これはある程度遺伝子レベルで誰にでも備わっているものだからです。

 

いじめを考える際は、倫理や道徳だけを規準にするのではなく、

このような人間の性質を考慮に入れることも重要です。

そしてそれを踏まえた上で解決策を考えていくのです。

Pocket

いじめられる子の特徴は、要するに友達作りが苦手

Pocket

人には持って生まれた資質があります。

これは頭の良さや運動神経のような能力から、

考え方、性格、好みなど幅広い意味を含みます。

 

資質は他人と単純に比べられない面があって、

どちらが優れているかは決まっていません。

 

例えば、せっかちな人とのんびりな人だったら

せっかちな方が良いというわけではありません。

 

ただし、資質の活かし方を間違うと

欠点ばかりが表に出てしまいます。

 

頑固な性格を例に出すと、

職人さんが自分のこだわりを大事にする、という意味なのか

ディズニーランドのスタッフがマニュアル通りにしか動かず融通が利かない、

という意味かで、頑固の良さと悪さのどちらが出るかが変わってきます。

 

だから、自分の資質は悪いから直さないといけないわけではありません。

大事なのは、自分の資質を把握して、それをどう活かすか考えることです。

 

資質の中には、いじめられやすくなるものもあります。

平和主義、正義感が強い、空気を読めない、ねじれ、群れるのが嫌い

などがそうで、これを持っていると必ずしもいじめられるわけではありませんが、

その可能性は高まります。

 

これらの資質について一つずつ説明していきます。

 

まずは平和主義です。

このタイプは争いを好まないため、

何かされても反撃せず、耐えたり逃げたりします。

そのためいじめる側は安心していじめを行うことができます。

 

いじめのターゲットの決め方というのは、

どれだけいじめ易いかで決まります。

 

平和主義というのは、個人として見たときいじめ易く映ります。

一方で、

正義感が強い、空気を読めない、ねじれ、群れるのが嫌い

といった資質はその人の味方の出来やすさに影響してきます。

正義感が強いと、ルールを守ることに固執します。

 

周りがみんなでルールを破っている中、一人だけルールを順守すると

浮いてしまいます。

また、スクールカースト上位者に対してもルール違反をとがめるようなことをやりがちなので、

いじめっ子ににらまれる事になります。

 

空気を読めないというのは

言ったらどうなるか考えるより先に、思ったことを発言してしまうようなことです。

例えば、「先生! A君がB君の宿題の答えを写してました!」

ってみんなの前で言ってしまうとか。

後で先生に叱られたA君に恨まれることになると考える前に、

言葉が先に出てしまうのです。

 

ねじれは個性派で、みんなと同じは嫌だと考えています。

だからあえて少数派になるような言動をとります。

人間は共通点の多い人と仲良くなりますが、

ねじれの人は人との共通点が少なく、友達が出来にくいです。

また、人の欠点を見つけると自分より格下だと決めつけて

関わろうとしなくなります。

それで、結果的に孤立してしまいます。

 

群れるのが嫌いな人は、ねじれの人に多いのですが、

レベルの低い人とは付き合いたくないと思っていたり、

または、誰にも縛られず自由に生きたいと思っています。

 

これらの資質は、味方作りに不利に働きやすいので、

いじめのターゲットに選ばれやすくなります。

なぜなら味方が少ないと、それだけ反撃能力が小さくなり、

いじめる側からしたら自分を危険にさらさずにいじめられると思うからです。

 

しかし、いじめに対しては不利な資質でも

将来的には様々な形で成功する要素になり得ます。

だから、今だけを見ず、将来に希望を持ってほしいと思います。

 

それと、

資質は生まれながらのものですが、

資質の活かし方は後天的に学ぶことができます。

資質の長所を活かし、欠点をうまく対処すれば

人生を好転させることができます。

逆に言うと、資質の取り扱いを間違うと欠点ばかりが出てしまいます。

 

また、自分の生まれ持った資質以外の性質を

自分に取り入れることもできます。

取り入れた性質は、それだけで機能するだけでなく、

資質の長所を伸ばしたり、または欠点を補ったりすることにも使えます。

 

こうしたことに取り組んでいけば

自分の資質を克服して(使いこなせるようになって)

今あるいじめを解決したり、

他の分野で活躍できるようになります。

Pocket

殴られたら殴り返すのが良いのか?

Pocket

この記事では、やられたらやり返すのが正しいのか?
ということについて考えていこうと思います。

 

私は暴力はいけないことだと親から言われて育ったので
殴られたときでも、殴り返すことに強い抵抗がありました。

 

というのはタテマエで、
本当はさらなる報復が怖くて殴り返せない事も多かったように思います。

 

しかしこの恐怖は現実的で、
私がやり返しても、反撃されてしまい
私がさらに痛い思いをすることになってしまいます。

 

いじめは弱くて味方がいない子がターゲットにされやすいので、
そもそも最初から勝負がついているのです。

 

やられたらやり返して、それでけんかになって
その後仲直りしたら健全
という風潮が世の中にあります。

 

例えば、少年ジャンプのマンガで新しいキャラクターが出てきたとして
最初はそのキャラと主人公が揉めたりするけど、
衝突を繰り返す内にお互いのことを理解しあって
最終的には仲間になる、
みたいなストーリーを人は無意識に求めるところがあります。

 

確かにその流れは悪くはないですし、
そういう経験を通して社会性を学んでいくという成長は得られます。

 

しかし、現実の子ども達はマンガのキャラクターのようにモラルが高くはないですし、
戦力に差があるもの同士だと
強い者が弱い者を一方的に攻撃するといういじめに発展してしまいがちです。

 

ということで、けんかから仲良くなるという方法は
いじめの場合うまく機能しません。

 

ではどうすればいいかというと、
方法は2つあります。

 

一つ目の方法は、
相手が二度と自分を攻撃できないように
一度に徹底的に相手を叩き潰すことです。

 

この方法は大量報復戦略と呼ばれていて、
歴史では、チンギス・ハンが効果的に使っています。
チンギス・ハンは一度、配下の部族に反乱を起こされたことがあります。

 

ハンは最初、使者を送って話し合いで解決しようとしたのですが、
その使者が殺されてしまったので、武力鎮圧に踏み切りました。
その時のハンの命令は容赦が無く、
その一族は全員、老若男女を問わず皆殺しにされたそうです。
それ以来、チンギス・ハンの報復を恐れて反乱を起こすものはいなくなりました。

 

おそらく普通に責任者だけを死刑にしていたら
その後も反乱に悩まされたでしょうが、
最初に覚悟を見せておくことで、
長期的には平和になって戦死者を減らすことができるのです。

 

一族全員を皆殺しにしたのには、もう一つメリットがあって、
それは恨みを残さないことです。

 

族長が死刑にされたら、残された者達はチンギス・ハンを恨み、
次の復讐の機会を狙い続けるでしょう。
これは争いの火種になるので、根こそぎ刈っておけば心配しなくて済みます。

 

この大量報復戦略は有用で、現在でも様々な分野に応用されていますが、
この方法には大きな問題点があります。
それは、大量報復を行うための圧倒的な戦力が必要になることです。

 

早い話、いじめられるような弱くて味方のいない子には不可能なのです。
いや、できることにはできるのですが、現実的にはできないのです。
どういう事かと言うと、
弱い子が本気で反撃しようと思ったら、武器を使うしかないのです。
一撃で仕留めないと、逆に自分が危ないからです。

 

武器といっても、その辺にあるものでも殺傷能力があるものはたくさんあります。
しかし、武器は普段から使い慣れていないと威力をコントロールするのが難しいので、
間違って相手にひどい傷を負わせてしまう可能性があります。
最悪の場合、を想定するとリスクが高すぎて、
現実では使えないのです。

 

多くの子はそれで思いとどまりますが、
稀に感情が振り切れてしまって事件を起こす子もいます。
アメリカでいじめられっ子が銃を乱射、とかがそうです。
もうどうなってもいい、となってしまったんですね。

 

ということで、大量報復戦略はいじめでは難しいです。
しかし、二つ目の方法を使えば、
かなり確実にいじめを解決することができます。
私が教えてきた子たちもみんなこの方法で解決しています。

 

それは味方を作り、味方に守ってもらうことです。
これはもう私のいじめ対策の基本原則なのですが、
味方がいれば、一緒に戦ってくれる仲間がいるということなので、
いじめっ子もそんな危険な子には気軽に手出しできないのです。

 

味方作りには多少時間がかかりますが、
リスクを最小限に抑えながら、着実にいじめの解決に近づくことができます。

Pocket

いじめの解決方法は味方を作ること

Pocket

この記事では、いじめの解決方法をお伝えします。

 

単刀直入に言うと、いじめが起きる原因は戦力差が開きすぎているからです。

強い者と弱い者が同じ空間にいるからいじめが起きるのです。

もし二者の戦力が同じなら、争いにはなるかもしれませんが、

お互いの戦力が拮抗するため、一方的ないじめにはなりません。

 

今回”戦力”という言葉を用いたのは、

二人の間の単純なケンカの強さ以外の要素も含めたかったからです。

 

ではその要素はというと、それは味方です。

 

味方とは

友達、仲良しグループ、先生、親、保護者など

自分のために協力してくれる人のことです。

 

人にはそういった味方の存在が付いているので

単純なけんかの強さだけでは戦力は測れません。

 

いじめは個人戦ではなく団体戦なのです。

 

もし仮に個人戦だとしたら、ケンカが弱いだけでいじめられてしまう可能性が高いですが、

実際にはいじめは団体戦なので、自分自身のケンカの強さはあまり重要ではありません。

 

代わりに重要なのは味方です。

簡単に言うと、友達が多ければいじめられないし、

友達がいないといじめられやすくなります。

 

友達が多い人をいじめたら、その友達も怒って一緒になって反撃してきます。

だからいじめっ子は友達が多い人を最初からいじめの対象に選ぼうとはしません。

 

逆に友達のいない人は反撃の心配がほとんど無いですし、

いじめっ子にたくさんの味方がいた場合、二者間に巨大な戦力差が発生し、

一方的ないじめを容易に実行することができます。

 

これが、戦力差がいじめを生むメカニズムなわけですが、

これから考えられる、いじめへの対抗策は

味方を作ることです。

 

味方を作り、戦力を増強することにより戦力差を無くすことで、

一方的ないじめが起きないようにすることができます。

 

ですので、自分といじめっ子の戦力差を把握し、

足りない戦力を補うために、味方作りに取り組みましょう。

 

一瞬でいじめが解決する方法ではありませんが、

確実に状況を改善することができます。

Pocket