怒りのコントロール

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誰かに殴られたり、悪口を言われたり、嫌がらせをされたりしたら、

きっと怒りの感情が湧いてくると思います。

 

それは本能であり、自然な感情です。

 

ただ、社会生活をする上では、

怒りをそのまま表に出してしまうと

色々とまずいことになります。

 

いじめを解決する上でも、

怒りに振り回されていては

状況を改善するのが難しくなります。

 

とはいえ、怒りは強力な感情です。

分かってはいても実際に制御するのは簡単ではありません。

 

私もいじめられていた子どもの時は、

よく怒りが沸き上がってきて、

短気を起こすこともしばしばでした。

あと、よく泣いてた(笑)

 

それで、怒りへの対処法なのですが、

まず、思いつくのが怒りを無理やり抑え込んで我慢することです。

 

確かにこの方法は手っ取り早いかもしれませんが、

ストレスも大きく、精神面に良くないです。

 

うまくストレスを発散できず溜め込んでしまうと

病気になることもあるし、

ある時溜まった怒りが暴発する恐れもあります。

 

そのため怒りには別のアプローチが必要です。

その方法は、

怒り(感情)よりも思考に意識を向けることです。

 

怒りで頭がいっぱいの時は、冷静な判断が難しくなります。

これは意識が思考ではなく怒りに囚われているからです。

 

怒りを感じた時こそ、思考に意識を向けてください。

この時何を思考したらいいかというと、

現状認識です。

 

今自分の置かれている状況。

何に自分は怒りを感じたのか?

また、それはなぜなのか?

相手はなぜそんな事をしたのか?

 

といったことを考え、識別できれば、

怒りではなく思考で状況に対処できるようになります。

 

怒りとはそもそも困難な状況に対処するための精神状態です。

攻撃的になることで問題を解決しようとします。

 

大昔ならこの本能はうまく機能していたでしょうが、

現代はそのころと環境が違います。

 

攻撃的になったところで状況がさらに悪化することも多々あります。

 

現代人にとって怒りのコントロールは社会生活を送るための

必修科目と言えるかもしれません。

 

私も完全に怒りをコントロール出来ているわけではありませんが、

子どもの頃に比べれば怒りに支配されることがずいぶんと無くなりました。

 

怒りを感じた時こそ成長のチャンスと思って、

意識を思考に向ける訓練をしていきましょう。

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いじめる隙を与えない

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いじめを沈静化するにあたって、
いじめっ子にいじめたいという気持ちを起こさせないことが重要です。

いじめっ子はいじめのターゲットになりそうな人がいないか
いつも探しています。

そんないじめっ子の前でいかにも簡単にいじめられそうなそぶりを見せていたら
さっそく目を付けられます。

そうならないために、
いじめっ子がいるような場所では隙を見せないようにすることが重要です。

 

隙を見せないようにするには、
まずは友達の近くにいることです。

いじめは孤立した人が狙われやすいので、
できるだけ一人にならず、
集団に紛れるようにします。
友達以外にも、先生のそばにいるのもOKです。

 

それができなければできるだけいじめっ子から距離を取ります。
同じ空間にいなければいじめようという気持ちを引き起こしにくくなります。

こういうのは特に休み時間は気を付けてください。
先生の監視がない時はいじめの起こる可能性が高まります。

 

また、言動にも注意が必要です。
孤立しやすくなるようなことを言ったり、行動したりすると、
本当にいじめられる危険が大きくなります。

みんなと違う事をする、
反対の意見を言う、
自慢する、
誰かの悪口を言う、
威張る、
自分だけ得しようとする、
こういったものは周りの反感を買ってしまうことがあります。

周りに良く思われないと、孤立してしまったり、
悪者に仕立て上げられて、いじめることが正義だとされてしまいます。
悪者がやられる姿を見るとスカッとしますが、
あなたがその悪役にされてしまう、ということです。

こいつをいじめても周りは反対しない、
いや逆にいじめを応援してくれるかもしれない。
いじめっ子にそう判断されるといじめのターゲットにされてしまいます。

これを避けるために、
何かをする前に、一度、それをしたら周りがどう思うか考えるようにしましょう。

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周りに同化することでいじめを回避する

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いじめられないためには目立たない方が有利です。

いじめられる人の多くは大抵目立っています。

というより周りから浮いている、と言った方がいいかもしれません。

 

個性的であること自体は長い生涯で見ればプラスに働くこともありますが、

学校では目立ちすぎるといじめのターゲットに選ばれやすくなってしまいます。

なぜかというと、いじめのターゲットはできるだけ周りと違う人の方がいいからです。

その特徴があるからいじめても良いと思うことで、

その特徴を持たない周りの人達は安心していじめる側にまわるからです。

 

逆に周りに溶け込んで同化してしまえば、いじめられにくくなります。

友達がある程度いれば多少個性的でも大丈夫なのですが、

友達がすくなく立場が不安定な内は、周りに同化しておくのが得策です。

 

では周りに同化する方法はというと、

具体的なことでは特にこうすればいいという決まりはありません。

なぜならローカルルールが場所によって違うので、そのルール自体に普遍性が無いからです。

 

しかし、その場特有のルールを見つける方法はあります。

一番手っ取り早いのは、親切なクラスメイトに自分のどこを変えた方がいいか聞くことです。

その人から教えてもらったことを実践すれば、だいぶ同化できるはずです。

 

一方でそういう人に恵まれなかった場合は、自力でローカルルールを見つけていくことになります。

その際注目すべきポイントをいくつか挙げるなら、

喋り方(方言)、持ち物、身だしなみ、授業態度、雑談の内容、誰が偉いか(ヒエラルキー)、

などです。

 

これらはクラスメイトに合わせることが重要で、

もし家庭で別のものを躾けられたとしても、学校では学校に合わせた振る舞いが求められます。

「郷に入っては郷に従え」ということわざがありますが、まさにそんな感じです。

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パシられていても逆転できる

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いじめを沈静化して友達作りができる状況を作るためなら、

パシリになっても大丈夫です。

 

「パシリ」とは使いっ走りの俗称で、

上位者から命じられて買い物等の用事を代行する人、またはその行為のことです。

「パシる」はその動詞です。

 

学校でのパシリの内容は、

お金を渡して飲み物や軽食を買ってこさせることや、

掃除、荷物持ち、宿題などを代わりにやらせることです。

 

パシリは上位者にとって普通に都合が良いだけでなく、

自分の万能感を満たし優越感に浸らせてくれ、

さらに自分の力を周りに分からせることができる存在なので、

ある程度パシリを優遇して自分から離れないようにします。

優遇するといっても、いじめないでやる、といったことですが・・・

 

しかし、それでもいじめられていた人からしたらそれは良い取り引きとなります。

なぜなら、いじめられなくなる事で友達が出来やすくなるからです。

 

友達が増えれば影響力が付いてきて、いじめから身を守れるようになるので、

パシリを止めてもまたいじめられる事にはなりません。

パシリは一時的な措置として、いじめを沈静化するためにこちらから利用してやりましょう。

 

ただし、金銭をせびられるとか、その他さすがに度を越したものについては拒否する必要があるので、

その時は穏便に済むようにうまくやり過ごしてください。

それが無理ならパシリを止めるのも手です。

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呼び出しに応じてはいけない

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いじめと言えば呼び出しを連想する方もいると思います。

私も呼び出されたことがありますし、

友人が呼びだされたこともあります。

 

いじめっ子はいじめのターゲットをひと気のないところに呼び出すことがあります。

もし呼び出しに応じてそこに行くと、いじめっ子の仲間たちがいて、

悪口を言われたり、暴力を振るわれたり、恐喝されたりします。

 

いじめっ子がなぜわざわざ場所を変えるのかというと、

先生や他の生徒に見られたくないから、

自分に有利な状況を作りたいから、

単にいつもの場所でいじめるのに飽きたから、

などの理由があります。

 

先生や他の生徒に見られたくないのは、

いじめがバレて先生に怒られたり、学校から親に連絡が行くのを避けるためです。

 

場所を変えることによって自分に有利な状況を作れるのは、

その場にいるメンバーをターゲット以外全員自分の仲間で固めることができるので

誰にも邪魔されずにいじめを実行できるからです。

また、ターゲットが逃げられないような場所にする目的もあります。

 

他にも、遊具や水を使ったいじめを行える場所を選び、

いじめ方に変化を加えて、マンネリ化を防ぐ狙いもあります。

 

いじめっ子に呼び出されたら十中八九いった先でいじめられます。

しかも、人の目が無い場所ではいじめがより過激になります。

呼び出しに応じてしまったら、ほぼ確実にダメージを負うのは見えています。

ですので呼び出しに応じるべきではありません。

 

来なかったらもっとひどい目に合わせてやる、

といった脅迫を受けても真に受けてはいけません。

それがやりにくいからわざわざ呼び出しをするわけなので、

だったら相手に不利な、人の目のあるところの方がまだましです。

 

それにあなたが呼び出しの場所に行かなかったとしても、

「あいつはビビッて来なかった」

と言っていじめっ子はそれなりに満足するので、

もう放っておけばいいのです。

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いじめられている人とは誰も友達になりたいと思わない

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いじめを解決するには友達(味方)を作るのが効果的です。

しかし、いじめられている人は友達が出来にくい状態にあります。

 

なぜなら、いじめられている人と仲良くなると

今度は自分がいじめられると周りは思うからです。

 

いじめられるリスクを冒してまで友達になろうとする人はほとんどいません。

大多数はできるだけ関わりたくないと考えます。

 

そこで、友達が出来やすくなるように、

自分と友達になるリスクを下げる必要があります。

自分と友達になった人がいじめられないように、

場を整えるということです。

 

そこで、自分がいじめられないようにします。

いじめられないためには友達が必要だけど、友達を作るためにはいじめられてはいけない。

ということになるのですが、これは普通に考えたら意味が分からないと思います。

 

実は友達がいなくてもいじめられなくなる方法があるのです。

いじめられなくなるというか、正確にはいじめを沈静化できる方法です。

この方法を使えば友達を作るための環境を整えることができます。

 

それではどのようにしていじめを沈静化するのかについてこれから話していきます。

あなたがいじめられているのは、周りがこの人はいじめられても仕方ないと思っているからです。

特に場の秩序を乱すような行為をしていると、そう思われます。

 

秩序とは、多数の人が共有するルールのことです。

学校での秩序は先生は生徒より偉いというものですが、

同じクラス内の生徒間でも誰が誰より偉いという秩序があります。

もし自分がそれほど偉くないのに、上位者に逆らったり自由に振る舞ったりしたら、

それは秩序を乱す行為だとされます。

 

周りの人は、秩序を乱す人を快く思いません。

なぜなら秩序が乱れると上位者の機嫌が悪くなるからです。

また、自分は秩序を守っているのに、あいつだけ秩序を無視するのは許せないと思うからです。

だからその人がいじめられたとしても助けようとは思いません。

むしろ当然の事だと考えますし、なんなら面白がっていじめに加担してきます。

そうならないためには、秩序をある程度守るべきです。

 

ただ、秩序を乱してしまう人は、意図的にそうしている人もいれば、

分からずにやってしまっている人もいます。

意図的にそうしている人は、自分がいじめられる危険と、秩序にとらわれない自由を

冷静に秤にかけて、どちらを優先するか自分で判断するといいです。

 

一方で、秩序がよく分からない、ピンとこない人は、

周りの人の様子をよく観察してみてください。

同じクラスの中の生徒でも、意見が通りやすく、人気があって、自由に振る舞える人と、

控え目で、人気が無くて、みんなと同じように振る舞っている人がいると思います。

その場の秩序の中では、前者は上位者で、後者はそれより下位の人です。

 

友達が多ければ上位者になれる可能性がありますが、

友達が少ないのであれば、下位者として振る舞うことが求められます。

 

下位者としての振る舞いは環境によって変わるので、

自分の周りにいる他の下位者の振る舞いを観察して真似するのが一番正確です。

 

秩序を守っていれば周りの態度が変わり、

あなたに対して仲間意識を持つ人が増えてきます。

そうすることで、いじめが起きても規模が小さく、軽度なものになります。

また、秩序を乱すことがいじめが勃発する刺激となりやすいので、

秩序を守っていればいじめられるきっかけを減らすことができます。

こうしていじめを沈静化することができます。

 

ですが、この状態では秩序を乱さないために下位者として振る舞うので、

息苦しい思いをすると思います。

いじめられてはいないけど、常に脅されて、いじめにおびえることになり、

真に安全で自由な生活とは違います。

 

なので、友達を増やすことで自分の影響力を上げて、

自分がのびのびと暮らせる環境を手に入れます。

一度、秩序を受け入れて下位者として振る舞うのは、

いじめを沈静化して、自分と友達になった人がいじめられないようにするためです。

 

自分がいじめられなくなったことで、友達が出来るための最低限の状況を作り出せます。

今度はその状況を利用して、友達を増やしていきます。

いじめられないというのはあくまで最低限の事であって、

それだけで勝手に友達が出来るということではありません。

なので、友達を作るための他の行動も必要となります。

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序列の効用

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群れをつくる動物には序列があるものがあります。

 

序列とは、集団中の偉さのランキングです。

序列がある集団では、個体は平等ではなく、

序列が高いものが優先的にエサや異性を獲得します。

逆に序列が低いと生活の快適さも下がります。

 

序列下位の個体にとって、

序列という制度は一見不都合に思えますが、

実は下位の者も、そしてもちろん上位の者も得する制度なのです。

 

序列がないと問題になるのが、

資源の配分です。

 

一般にエサや異性といった資源は限られるので、

奪い合いが発生します。

 

このとき序列が無いと、

争いが発生し、場合によっては殺し合いにまで発展します。

 

理想的に思える序列の無い社会では、

この争いにかける時間、労力、そして怪我や死亡のリスクが問題になります。

 

これを解消するのが序列という制度です。

 

誰が偉いかをあらかじめ決めておけば、

無用な争いを避けることができます。

 

下位個体は自分が負けて傷つくのを防げますし、

上位個体はどうせ勝つにしろ時間と労力を節約できます。

 

序列は人間も利用しており、

国家、軍隊、会社など多くの組織で見られます。

 

子どもが通う学校では、生徒間でも序列が存在し、

スクールカーストと呼ばれます。

 

序列下位の人が序列を無視すると、上位の人と争うことになり、

たいていの場合は下位の人が負けます。

 

これはあまり賢明とはいえません。

 

人間は平等であるという考えを持っている人もいるかもしれませんが、

個人として生きる面では序列を受け入れた方が良い選択と言えます。

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