なぜモンテッソーリ教育はいじめを防止できるのか?

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先日、東京モンテッソーリスクール学長の伊藤 政倫先生にお話しを伺いに行ってきました。

そもそもは、私がモンテッソーリ教育に興味を持ち、
ネットでモンテッソーリ教育の学校を調べていたら、
6歳以下が対象の園は多いのに、小学校以上がとても少ないことに気付いたのです。
そこで、モンテッソーリ教育を行っている小学校を調べた結果検索にヒットしたものの一つが、
最初に書いた東京モンテッソーリスクールだったのです。

この学校のサイトの面白いところは、
学長の伊藤先生が昔、国会議員選挙に挑戦するも敗れ、無一文・無職になった後、
モンテッソーリ教育に出会い、お金と英語に苦労しながら、
モンテッソーリ教育の認定教師になるべくヨーロッパで勉強する生活が、
生き生きとブログに描かれていることです。

人生が波乱万丈で、すごく面白いストーリーになっています。
それは伊藤先生の復活力があってこそなんですけど。

そんな伊藤先生のサイトやブログ記事の中で、
私はいじめについて書かれてある箇所がいくつかあることを目ざとく見つけました。

モンテッソーリ教育は子どもの個性を伸ばします。
しかし、個性的な子は一般的にいじめを受けやすい。
それを心配する保護者は多いものです。

しかしそのサイトでは、
「「人と違う」ことで、いじめに発展することはありません。」
と書かれてありました。

私は、
いやいや、そんなの理想論でしょ?
と正直思いました。

また、ブログのある記事では、
ヨーロッパで、ある女の子がいじめられている場面があります。
モンテッソーリの先生はその子が泣いているところに来て、
いじめられた時は「あっちへ行け!」って言うの!
と教えていたそうです。

ヨーロッパではそれでいじめが改善するそうです。
日本でそんなこと言ったら、むしろ悪化すると思います。
ただ、日本と欧米ではいじめが違うとは聞きますから、
何かあるのかもしれません。

そこで、伊藤先生に直接会って色々聞いてみよう、と思いました。
そこで私からアポを取って、伊藤先生とお話しする約束をしました。

当日、私は港区にある東京モンテッソーリスクールへとやってきました。
平日でしたが生徒は既に帰宅した後で、
伊藤先生一人が温かく出迎えてくれました。

教室で話しましょうということで、教室に入ると、
モンテッソーリ式のお道具がたくさんあり、
もはや別世界に来たような気分になっている私に、
伊藤先生は子ども用の椅子を勧め、
伊藤先生も同じような小さい椅子に腰かけ、
これまた子ども用の小さなテーブルを挟んで大人二人が向き合う形になりました(笑)

しかし重要なのは話しの方です。
3時間に渡る対談の中で、かなり重要な気付きが得られたので、
それについてこれからお話しします。

そもそも今回の対談のきっかけは、
私が伊藤先生の書いたサイトを見て、
いじめにおける日本と海外の違いについて疑問を持ったからです。
なぜヨーロッパでは「あっちへ行け!」でいじめが解決するのか?

その違いを生むもとは、子ども達の気質の違いにあるようです。
伊藤先生がヨーロッパの子ども達に出会って驚いたことの一つは、
彼らはそこにおやつがあると我先にと、取り合いになるそうなのです。
「じゃまだ、どけっ!」みたいな。
そういう時、ある子が誰かを殴ったとすると、
周りの子は一斉に殴られた子の味方をし、殴った子を非難するするそうです。
だから、いさかいはあるけど、いじめまで発展しないのだと。

なぜヨーロッパの子どもたちは弱い子の味方をするのか?
それは実はヨーロッパの歴史と深く関係していたのです。

国の歴史というのは、その国の国民の人生と相似象になっている、
つまり似ている、
という見方があります。

ヨーロッパの歴史では戦争ばっかりしてます。
しかし、今でもたくさんの国々に分かれています。

そんなに戦争ばかりやっていたら、いずれヨーロッパを統一する国が出てきても良さそうなものです。
というか実際そうなりかけたことが何度もあり、
例えばナポレオンやヒトラーがそうです。

ではその時ヨーロッパはどう動いたか?
フランスやドイツが拡大するのを嫌がり、
普段は仲の悪い国々が同盟を組んで、大国の台頭を妨げたのです。

第二次世界大戦の時期には、イギリスはドイツの進撃を抑えるため、
ライバルだったフランスに対して大幅に譲歩し、同盟の構築を優先しました。

なぜそこまでヨーロッパの国々は一国の台頭に対して強く嫌悪するか?
それは自分の好きなように生きたいという意識が強いからです。

一国によって統一されれば、全ヨーロッパが一つの同じルールで支配されることになります。
しかし、それだと自分の個性が発揮しづらくなってしまいます。
それがどうしても嫌なのです。

そういう意識は国民一人一人にあり、それは国民の集合体である国にも現れているのです。

その意識は子どもの時点で既に持っているようです。
みんな自分の個性を大事にしようとします。
だから、強い権力者が出てくると息苦しくなるので、
みんなで協力して権力の増長を防ごうとします。
いじめが権力を得る手段になることをみんな直感的に分かっているのです。

だから、「あっちへ行け!」と言ったら、
いじめっ子が権力を大きくしようとしていると、周りに呼びかけることになり、
被害者の元にいじめ反対派がたくさん集まるわけです。

これが日本だとどうなるか?
そもそもみんな、強い個性や主張が無いし、個性を守りたいという意識も弱いです。
だから自分の保身が第一になり、いじめがあっても見殺しにします。
だからいじめから身を守るには、友達が必要になるのです。

ヨーロッパなら友達じゃなくても、いじめっ子の権力増大を防ぐために行動しますが、
日本では個人的なつながりが無いとだめなのです。

モンテッソーリ教育は子どもの個性を伸ばすと、さっきも書きました。
その中で自分の個性も、他人の個性も大切にする意識が育つのです。
そしてそれがいじめの防止につながる。

今回の対談では、ヨーロッパの歴史にまで話を広げることで、
いかにモンテッソーリ教育といじめの防止が関連しているのかを学ぶことが出来ました。

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これまで植物だった人間は今後動物になっていく

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受験と言えば、最近多いのが
将来AIが発達して仕事がなくなるっていうけど
じゃあ学校行く意味とかあるの?
という受験生たちの戸惑いです。

実際既に事務作業も自動化が進んできていますし、
色々な仕事でAIの波は押し寄せてきています。
手術だってロボットがやる病院も出てきています。

なぜAIがそんなにもてはやされるのかというと、
作業効率が良くて、正確で、人間関係のトラブルがなく、給料を払わなくていいからです。

こういった理由から、AI化は今後も進んでいくと考えられるので、
今ある仕事が将来的になくなると予想されているわけです。

ではこれからどうやって生きていけばいいのか?

そこでまずは、生きるということ、つまり原点に立ち返ってみましょう。

我々は生物です。
生物は栄養を外部から取り込み、それをエネルギーとして活動します。
エサを食べ、敵から逃げ、子を産みます。

多くの生物は競合という問題を抱えています。
それは限られたエサや縄張り、配偶者を巡って取り合いになるということです。
これは同種はもちろん、同じエサを食べる他の種との競合も存在します、

同じエサ、同じ場所、同じ異性が欲しいから競合になるのです。

では人間とAIはどうでしょうか?
AIに仕事が奪われる、という表現もありますが、
本当に競合しているのでしょうか?

確かにAIによって職につけなくなる人は今後出てくるでしょう。
もしかしたら今の会社をクビになるかもしれません。

しかし、逆に考えると、今後人間は働かなくてよくなるということです。
人間が生きるのに必要な食料、住居、衣服、各種インフラ等は全部AIにやってもらえばいいのです。
生きるのに必要なものがあれば、人間は生きていけます。
働かなくても、衣食住が提供されるのですから。
言われてみれば当たり前のことです。

人間は自分が食べるものを育てて生産しますが、
ライオンはエサを育てたりせず、捕まえて食べるだけです。

生産しなくても消費しているだけで生きることはできます。

生物学では生産者と消費者という分類が存在します。
生産者とは主に植物のことで、太陽の光エネルギーを吸収して有機物を作ります。
消費者は生産者が作った、エネルギーが蓄積されている有機物を食べます。
シマウマは草を食べます。だから消費者です。
そしてシマウマを食べるライオンもまた消費者です。

人間はこれまで何かを生産し、そして消費してきました。
そしていつの日か、何かを生産しない人は生きられないと思うようになりました。
AIが発達し、生産に関しては人間が働く必要はなくなっていきます。
だから生産を行えなくなったら生きていけないと恐れているわけです。

見方を変えてみましょう。
これまでの人間は植物だったのです。
自分で生産して自分で消費する。

でもこれからは動物になってみてはどうでしょう?
生産することを捨て、消費者として生きるのです。

実際既に消費者として生きる人も増えてきています。
YouTubeのゲーム実況者はゲームを消費しています。
ファッション雑誌の読者モデルは服を消費しています。
食べロガーは飲食店で料理を消費しています。

これらは一人の消費者として消費を楽しんでいるのです。
そしてその消費活動に共感する人が集まってきて、一緒に消費を楽しんでいるのです。

これからの時代は消費者のリーダーになる人に力が集まります。
消費者が共感し憧れる消費者がリーダーになるのです。

話がどんどん長くなりそうなので今日はこの辺で。
ありがとうございました!

 

PS,

人間とAIは競合するのかという問いの答えですが、
本文中で入れるタイミングを見失ってしまったのでここで話します(笑)

結論から言うと競合しないです。
なぜなら人間が生きていくのに必要なものは
AIが生産してくれれば働かなくても手に入るからです。

そしてAIに必要なものはお米や肉ではないからです。

でもそれはもっと先の話で、
過渡期である今は普通にニートしてたらまずいでしょうね。

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吉田松陰の勉強法

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先日用事があって山口県へ行ってきました。

3泊4日の旅で、山口市にある湯田温泉という温泉街で宿泊しました。

山口での最初の夜、大浴場でお湯に浸かっていたら隣のおじさんに

「どこから来たの?」と話しかけられました。

話していくと、そのおじさんは近くに住んでいる現地人で、

このホテルの温泉が好きで毎日通っていることが分かりました。

さらに、そのおじさんは大のクラシック音楽愛好家で、

全国のコンサートに出向いては演奏家のサインをもらっているそうです。

私がヴァイオリンをやっていることを知ると、

これまでに行ったコンサートの話をたくさんしてくれました。

(私はお湯に浸かりすぎてのぼせそうでした。)

話はクラシックの将来に移り、

クラシック音楽を残していくためにも、

若い人に無料でチケットをあげて、一緒にコンサートに行ったりして

次世代を育てていかないといかんよね、

みたいなことを話しました。

ちなみにその方、年間で100回もコンサートに行っているそうで、

お仕事は何をされてるんですか?と聞いたら、

団地の管理をしていて時間があるんです、と答えてくれました。

ただ、若いころはアパレル業界で働いていて、

それがまた厳しいところで、

体罰やいやがらせがあり、いじめに近い状況だったそうです。

そのころからクラシックのコンサートには行っていたみたいで、

仕事とは別の世界を持っていたことが彼の救いになっていたのだと思います。

 

クラシック好きのおじさんと話した日の2日後、

用事が午前中で済んだので、山口市より北にある萩に観光へ行きました。

萩といえば吉田松陰です。

吉田松陰は幕末・明治に活躍した偉人たちを育てた人です。

2015年には大河ドラマ「花燃ゆ」で取り上げられています。

吉田松陰は萩で松下村塾という塾を開いて塾生を育てました。

その塾生には、久坂玄瑞、高杉晋作、山縣有朋、伊藤博文など

幕末の志士や明治の政治家、軍人がいます。

なぜ吉田松陰は歴史にこれほどのインパクトを与えられたのか。

そもそも、吉田松陰自身は明治維新に直接関与していません。

鎖国の禁を破ってペリーの黒船に乗って海外視察をして、

最新の技術を日本に持ち帰ろうとはしました。

結局ペリーに断られて未遂に終わるのですが。

彼の真の力は人を教育することにありました。

感化、と言った方がいいかもしれません。

彼に関わった人の中には命を落とす者も多く出ました。

彼らは危険なのは分かっていました。

分かった上で、使命、志のために命を懸けたのです。

吉田松陰は、塾生の中に眠る志に火を付け、使命に目覚めさせたのです。

そして本来なによりも大事な命すら、使命のために投げうたせてしまったのです。

もちろん志だけでは現実うまくいかないので、

塾生の能力を伸ばすことも重要です。

吉田松陰は人の才能を見抜く能力があり、

その才能に合わせて一人一人教育の仕方を変えていました。

だからこそ多様な人材が松下村塾から輩出されたのです。

吉田松陰の教育は基本的に塾生に合わせて変えられましたが、

共通して指導していたものもありました。

それが抄録(しょうろく)です。

抄録とは、

本を読んだときに、自分が勉強になったと思う箇所を

自分のノートに書き写すことです。

こうすることで、

ノートを見返せば、圧縮された情報を復習することができます。

また、昔のノートを見れば、過去の自分がどれくらいのレベルか分かるので、

自分の成長を目に見える形で確認することができます。

吉田松陰はこうした塾生のノートを見て、塾生の興味やレベルを確認したり、

塾生との議論のきっかけにしていました。

この抄録、私も実践しています。

抄録用のノートをいつも持ち歩いていて、

本を読んだり、アイデアを閃いた時に日付と一緒にメモしています。

抄録は書き写しに時間がかかるのですが、

自分の成長が促進されるのが実感としてあるので

ずっと続けています。

吉田松陰は、読書にかけるエネルギーの半分を抄録に使うように言っています。

それと、抄録のもう一つのメリットは、

アウトプットを前提としたインプットが出来るようになることです。

インプットとは本を読んだり話を聞いたりして情報を吸収すること。

アウトプットは逆に自分の思いや考えを文章や言葉などで表現することです。

普通の人は本を読んでもインプットだけで終わってしまいますが、

作家やお笑い芸人などはアウトプットが仕事です。

ですが、何もないところからはアウトプットできないので、

インプットも重要になります。

彼らはアウトプットのネタになるものを探しながらインプットを行います。

すると、感覚が鋭くなり、より多くの情報を吸収できるようになります。

吸収力が高まれば、成長も早くなります。

これを私達でも取り入れる簡単な方法が抄録です。

本を読みながら、どこをノートに書き写そうか意識しながら読むことで、

アウトプットを前提としたインプットができ、

大きく成長できるようになります。

アウトプットは抄録であれば書き写すだけなので簡単ですが、

他にも、誰かに話したり、メールしたりしてもアウトプットになります。

とにかく優れた勉強法なので、

ぜひ実践してみてください。

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いじめ相談の2つの目的

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いじめの事を相談したいけど、誰に相談したらいいか分からない、

と思っている人は結構います。

なぜ誰に相談したら分からないかというと、

そもそもなんで相談したいのかが自分でも分からないから

という理由が挙げられます。

ですから、まずはいじめの事を相談する目的をはっきりさせる必要があります。

 

いじめの相談は目的別に考えてみると大きく2種類に分類できます。

1つはケアで、

精神的に疲労が溜まっているから、誰かに話を聞いてもらって楽になりたい、

というものです。

保健室の先生やカウンセラーに相談する際はケアを受けることができます。

自治体で設けているようないじめ相談窓口はカウンセラーに委託していることが多いです。

それとケアで一番期待できるのは親です。

普段は怒ってばかりの親だとしても、

わが子がいじめられたとなっては結構ちゃんと味方になってくれます。

 

いじめ相談のもう1つの目的は、いじめの解決です。

精神的なケアでなく、現実でいじめられなくなりたくて相談する場合は、

いじめを解決するために実際に役に立つことを考える必要があります。

担任の先生に相談すればいじめっ子を叱ってくれるかもしれませんし、

警察、弁護士、探偵などに相談すれば、法的処置をとってくれます。

ただどちらの場合もいじめの事をよく理解しておかないと効果が一時的なものになってしまいます。

一生いじめで悩まないようになりたければ、

いじめを学び、自ら成長するのが最も確実です。

 

いじめの相談はケアと解決の2つに分かれると書きましたが、

どちらが良いということではなく、自分に必要なものをバランス良く選ぶといいです。

ただ、いつまでもいじめが続くという場合は

いじめを解決するという方向性をより多く取り入れた方が良いです。

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キングダムから学べるいじめの解決方法

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最近キングダムというマンガを読みました(~33巻)。
本当はもっと先まで出版されているんですが、
家にあると他の事より優先して最後まで読んでしまう気がしたので、
途中までにしました。
一応数年前にアニメ版が放送されていたのを見ていたので、
それ以降の内容である25巻から、話的に区切りが良かった33巻まで読みました。
(以下ネタバレ注意)

 

キングダムを知らない人のために少しだけあらすじを説明すると、

秦王(のちの秦の始皇帝)が中華統一を志しており、
その秦国で、主人公の信は下僕の身から天下の大将軍を目指す。

という話です(ざっくり)。

 

25巻では、
そんなある日、当時の秦以外の6大国のうち5国(楚・魏・燕・韓・趙)が
連合して合従軍(がっしょうぐん)をつくり、
巨大化しつつあった秦に攻め込んできたのです。

 

ひとつのグループが他よりも強くなりすぎるのを抑えるには
複数が連携するのが、対抗するための基本となります。
合従策は、春秋戦国時代の秦に対する諸国の連携を説く思想でした。

このような合従策は歴史上でも繰り返され、
チンギス・ハンもモンゴルで巨大化しつつあった頃、
ライバルのジャムカによる連合軍と戦いましたし、
他にも、信長包囲網、対仏大同盟(ナポレオン戦争)などが有名です。

 

合従策は国際政治レベルだけでなく、
個人が普通の生活でも応用できる考え方です。

学校での仲良しグループ、会社での派閥がそうです。
どれか一つ(例えばいじめっ子グループ)が巨大化しようとするのを避けたければ、
他のグループと手を組んで対抗するのが効果的です。

 

話をキングダムに戻します。
この合従軍との戦いの中で、
主人公の信が秦王の志を理解する場面があります。
それは趙の万極将軍と戦ったシーンです。

万極将軍は以前秦が趙の捕虜40万人を生き埋めにして虐殺したことを恨んでいて、
その復讐に、秦の人々を一般人まで皆殺しにしてまわっていた人物でした。

その時信は戦乱の世の苦悩を感じつつも、
希望を見出します。

 

それが秦王です。

内と外があるから敵が生まれ争いになる。
だからこそ中華を統一し、平和を導くのだ、と。

 

さて、ではこちらも個人レベルで考えてみましょう。

学校や会社での派閥争いを無くすためには、
秦の始皇帝のように統一を目指すことになります。

統一自体は難易度は高いですが、
実際にないこともないです。

では仮に統一が成ったとして、
その状態は理想的と言えるか?

 

私は小学生の頃に
クラス内の仲良しグループ統一を実際に経験しています。

といっても既に統一がされた後のクラスに、転校で入ったので、
その過程は分かりませんでしたが、
統一された世界がどうなるかは分かります。

 

転入したクラスを支配していたのは、
一人の攻撃的な男子でした。

その彼の元、
クラスでは秩序(序列)が形成されていました。

しかし、当時の私はそんなのお構いなしで、
彼に盾つくような態度をとっていました。
私としては彼の理不尽さが嫌だったのですが、
秩序の中では彼こそが正義だったのです。

その結果私はいじめられることになりました。

 

グループが統一され、他に逃げ場がないため
いじめはエスカレートします。

これが、統一された世界で起こりうることです。

秦の始皇帝だって、統一後に焚書坑儒という弾圧を行っています。

 

統一された世界では他に集団がいないので平和になりますが、
その内側では厳しい秩序のもと嫌な思いをする人も出てきます。

 

では平和で、かつもっと自由な状態は無いのかと言えば
あります。

それは勢力均衡と呼ばれるものです。

 

勢力均衡は、国際政治の分野ではバランス オブ パワーとも呼ばれます。
国々の国力のバランスや複雑な同盟関係によって
戦争を起こして失うもののリスクが高まると
戦争を起こすという選択が取れなくなり、
結果平和が保たれる、
というものです。

 

勢力均衡状態であれば、
いじめられたら別の集団に移動すればいい話です。
そして、集団から人が離れていかないように
そもそもいじめが起こらないように気を付けます。

 

ただ、勢力均衡状態を自分の力で作り出すのは難易度が高いので、
現実的には、合従策で統一を防ぎつつ、
他の集団との抗争に巻き込まれないように
立ち位置を調整するのが効果的です。

つまり、敵を作らないように言動に気を付け、
味方を増やして守りを固めるのです。
そうすれば誰かに攻撃される危険をかなり減らせます。

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「君の名は」を観るように人を観る

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最近、映画「君の名は」を観ました。

今さら?って思いますよね。

友人からもそんな反応をされました。

でも観てよかったなと思いました。

 

あの内容、結構複雑なところがあって、

理解できてない部分もありました。

なにしろ時空を超えてますからね。

ただ大筋の流れは読み取れたので

ある程度の内容の深さも楽しむことができました。

 

私の場合、いつもの考え方では「君の名は」を理解することは本来できません。

なぜなら、あの映画で出てくる「結び」(縁に近い意味?)という概念は普段使わないからです。

ですが、内容を理解するためにあえて「結び」が存在するという世界観を取り入れて

映画を観ている間はそういう視点でも考えられるようにすることで

ストーリーを追っていました。

 

このやり方は本を読んでいる時もそうで、

著者の言いたいことを理解するには、

自分のいつもの考え方は一旦置いといて、

著者の考え方を採用します。

それがベースにあるから

書かれている内容をすんなり理解することができます。

 

逆に、「結び」なんて非科学的なもの認めん!

と拒絶してしまうと、

理解不能な現象がいくつも出てきて頭が混乱し、

「この映画つまんない」となってしまいます。

 

これって実は人間関係にも当てはまっていて、

よくトラブルになる相手って、理解不能な点が多くありませんか?

トラブルになるときは、

相手は間違っていて、自分は正しい

と考えがちですが、

本当は相手のことがよく分からなくて混乱した結果、

「相手が間違っている」という答えを出して自分がスッキリしているだけ、

といった経験が私はあります。

 

別に、相手の事を全て理解しようと思わなくて大丈夫です。

現実的にそれは無理なので。

ただ、色んな視点から物事を考えられるようになれば

相手の事を認められる範囲が広くなりますし、

物事への対応が柔軟になります。

 

ということで、

普段はしないような考え方や行動を取り入れてみましょう。

中には役に立つものや楽しいものが見つかるかもしれません。

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生物は一生を通して総エネルギーを増大させる

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今日はどうしたら人生うまくいくか、

生物から学んでいきましょう。

 

どんな生物でも、その一生にはある方向性があります。

生物の歴史には自然選択がつきものです。

環境に適応できたものは生き残りますが、

そうでないものは淘汰されます。

 

その過程で、

どうすれば生き残れるかをDNAレベルで学習していきます。

その結果、多くの生物で共通してみられる「生き方」が生まれました。

 

生物には鳥や木やバクテリアなど様々な種類がありますが、

生き残れる「生き方」にはある共通する特徴があります。

もちろんそれは人間にも当てはまります。

それが分かれば、

幸せや成功を手に入れるために

私達が人生で何をすればいいか明確になるでしょう。

 

では、生物は一生の中で何をしているかというと、

総エネルギーを増やすための行動をとっています。

 

総エネルギーとは何かというと、

どんな形ででも自分の生存につながるものを指します。

これはとても意味が広くてよく分からないと思うので例を挙げますと、

================================

情報(DNA, 脳, 文字)

自分自身の体内エネルギー(細胞, 骨格, 血液, 栄養)

子孫

味方(家族, 群れ, 配偶者)

食料(外部栄養源)の備蓄

空間(巣, 縄張り)

================================

と、ざっとこんな感じです。

 

各項目の内容は一見すると全然違いますが、

どれも生存に役立つエネルギーととらえることができるので、

これらをまとめて総エネルギーとします。

 

もちろん全部は網羅できていないですし、

各項目ももっと細かい話があるのですが、

大枠としてはこんなものです。

 

また、各項目はばらばらで存在しているわけではなく

つながっていたり重複していたりします。

例えば、

生物にとって最重要課題であるDNA情報の維持・複製には、

細胞を増やす必要がありますし、

その細胞を増やすには栄養が必要で、

栄養をとるには群れの仲間と一緒に狩りをする必要があり・・・

という感じでどこかでつながっています。

 

生物は総エネルギーを増やそうとしますが、

それをどんな形、つまり細胞を増やすのか巣を作るのか、

にエネルギーを割り振るかは、それぞれの生存戦略ということになります。

鳥と木は生き方が全然違いますが、それが戦略の違いです。

 

しかし、生物によって戦略は違っても、

総エネルギーを増大させるという方向性は同じです。

そしてその総エネルギーを使ってうまく生き残れた者は

淘汰を免れ、生存競争を続けることができます。

 

逆に言えば、総エネルギーを増やすのに失敗したり、

エネルギーの分配バランスを間違えたりすると

簡単に世界から脱落することになります。

 

人間で言えば、お金を稼ぐことやたくさん食べること”だけ”にエネルギーを注いでも

バランスが悪いため、人生全体ではうまくいかなくなります。

うまくいきたいと思ったら、バランス良くエネルギーを配分しつつ

総エネルギーも増やしていくというのが基本となります。

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私がカネに糸目をつけないもの

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私がいじめについて深く理解できるようになったのは、

多くの視点から物事を見ることができたからです。

ではその視点はどこから得られたかというと、

それは本です。

 

私は本が好きで、よく読書をします。

フィクションよりもノンフィクションをよく読むという傾向はありますが、

本のジャンルは広めです。

 

私がいつ頃から本好きになったかというと、

元々小さい時から、家にある本や図書館の本を読んでいました。

でもこの頃はまだ、他の子どもと比べて特に本好きというほどではなかったです。

小学校の高学年くらいから、図書館の本では物足りなくなって、

本屋で買うようになりました。

最初は小説が多かったですが、

中学生あたりからは生物学や中国の古典を読むようになり、

それ以降はさらに本のジャンルを広げていきました。

 

本を買うとなったらお金が必要なわけですが、

最初は、本が欲しいと言うと、親や祖父母が買ってくれました。

徐々に本を買うことに慣れてくると、

今度は自分のお小遣いで買うようになりました。

 

慣れないうちは、お金を使うことにためらいがありました。

本当にこの本にはそれだけの価値があるだろうか

と書店で長い時間悩んでました。

しかし、買ってよかったと思える本にたくさん出合えたおかげで

本を買うことへの抵抗は取り払われていきました。

 

私は本が好きなので、今は保留にしてもどうせ後で買います。

ですが、本は買うなら早い方がいいのです。

本には賞味期限が無いので、結果的に読むのが後になっても早く買ったことで損しません。

 

そしてもっと重要なことは、本を読んで得られた知識によって自分が成長するということです。

一生の内に同じだけ成長するとしても、

歳をとってから成長した人よりも、若いうちに成長した人のほうが、

生涯全体での生産性は上がります。

なぜなら成長して生産性が高くなった時期が増えるからです。

だから、成長するならなるべく早めにやっておいた方が得します。

 

この基準は本以外でもそうで、

早めにやっておいた方がいいことは、早くやるようにしています。

例えば、ヴァイオリンの練習ではフォームを

序盤に徹底的に研究しました。

ヴァイオリンの構え方を最初のうちにしっかり身に着けておけば

その後の成長が早いからです。

そんなふうにすると、様々な事が長期的にうまくいくようになります。

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科学館に行こう!

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私が小学3・4年生の時はいじめが特に激しい時期で、

結構つらい思いをしていました。

なんとか切り抜けられた一つの要因は

学校とは別の居場所があったからです。

 

その頃はとなりの市の科学館が土曜日無料で子どもは遊べたので

よく通っていました。

そこは結構大きな科学館で、

生物から物理まで幅広く自然科学を取り扱っていて、

特に子供が興味を持てるように様々な工夫が凝らしてありました。

 

まあ毎週のように通っていたので、ほとんど知り尽くしていて

展示の中で一番難しかった、人工気象機打ち上げのシミュレーションゲームも

コツをつかんでしまいました。

定期的に企画展もやっていたので

そういうのも面白かったですね。

あとは館内のライブラリーに大量のドラえもんのビデオがあったので

それを観たり。

ドラえもんは科学の事も学べて素晴らしい教材ですね!

 

そんな感じで科学館は良い気分転換になっていました。

苦しい時は無理せず息抜きも必要です。

のびのびできる場所があると、心に余裕ができます。

私は科学館が好きでしたが、

本人の好みに合わせると良いと思います。

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恐ろしいオオカミから身を守る方法

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オオカミはみなさんご存知だと思います。

犬の祖先で、生態系では捕食者として多くの生き物に恐れられています。

今では世界中で絶滅していっていますが、まだ野生のオオカミがいる地域もあります。

動物園で見たことがある人は多いと思います。

 

今となっては人間がオオカミに食べられるということはほとんどありませんが、

オオカミが人間の捕食者だった時代もありますし、

家畜の被害はずっと人間を悩ませてきました。

 

人間の場合は道具を作って対抗出来ましたが、

他の野生の動物からしたら

オオカミはずっと恐ろしい捕食者でした。

 

種によって、速く逃げたり、木に登ったりと

対抗策を発達させてきましたが、

今回はジャコウウシの例を紹介したいと思います。

 

ジャコウウシはオオカミから攻撃されそうになると

群れて密集し、子どもを中心に円陣を組みます。

こうすることで全方位から攻撃を防ぎ

弱い子どもを守ることができます。

 

ユーチューブに動画があるので観てみてください↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=PkWVGf2sfiw

 

では、これをいじめに置き換えてみましょう。

オオカミがいじめっ子だとしたら、

それに対抗するには味方と一緒に戦えばいいのです。

 

しかし実際のいじめでは、みんなオオカミが怖くて逆らえず、

一番弱い子が攻撃されるのを遠くから眺めています。

またはオオカミと一緒になって攻撃します。

 

みんなが協力すればオオカミを追い払うことができることは

誰でも知っていますが、

みんなで協力するというのが実際には難しいのです。

 

ここで何もしなければおまえだけは攻撃しないでやる

といじめっ子に言われたら

自分が助かりたいために他人を見捨てるという人が出てきます。

 

逆に、固い絆で結ばれた味方がいれば

少なくとも裏切られて孤立することが無くなるので

いじめを受ける可能性がほぼ無くなります。

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