いじめの事を相談したいけど、誰に相談したらいいか分からない、
と思っている人は結構います。
なぜ誰に相談したら分からないかというと、
そもそもなんで相談したいのかが自分でも分からないから
という理由が挙げられます。
ですから、まずはいじめの事を相談する目的をはっきりさせる必要があります。
いじめの相談は目的別に考えてみると大きく2種類に分類できます。
1つはケアで、
精神的に疲労が溜まっているから、誰かに話を聞いてもらって楽になりたい、
というものです。
保健室の先生やカウンセラーに相談する際はケアを受けることができます。
自治体で設けているようないじめ相談窓口はカウンセラーに委託していることが多いです。
それとケアで一番期待できるのは親です。
普段は怒ってばかりの親だとしても、
わが子がいじめられたとなっては結構ちゃんと味方になってくれます。
いじめ相談のもう1つの目的は、いじめの解決です。
精神的なケアでなく、現実でいじめられなくなりたくて相談する場合は、
いじめを解決するために実際に役に立つことを考える必要があります。
担任の先生に相談すればいじめっ子を叱ってくれるかもしれませんし、
警察、弁護士、探偵などに相談すれば、法的処置をとってくれます。
ただどちらの場合もいじめの事をよく理解しておかないと効果が一時的なものになってしまいます。
一生いじめで悩まないようになりたければ、
いじめを学び、自ら成長するのが最も確実です。
いじめの相談はケアと解決の2つに分かれると書きましたが、
どちらが良いということではなく、自分に必要なものをバランス良く選ぶといいです。
ただ、いつまでもいじめが続くという場合は
いじめを解決するという方向性をより多く取り入れた方が良いです。