「いじめで悩んでいたらここに電話をしてください」
と学校の先生に紹介されたり、または何かの掲示で見かけて
いじめ相談窓口に相談する子どもや保護者がいます。
しかし彼らは知りません。
電話に出る人がどこの誰かということを。
いじめ相談窓口の多くは行政等によって依頼されたカウンセリング組織が担っています。
彼らはカウンセラーですから、悩みを聴くプロなわけで
傾聴によって、誰かに相談したい、という欲求のはけ口となってくれます。
場合によっては相談者は元気を取り戻すかもしれません。
でも、それだけなんです。
結局、いじめを解決するところまでは面倒をみきれません。
なぜなら彼らはカウンセリングのプロであって、いじめ解決のプロではないからです。
このことを分かった上で相談者が電話をするのであれば大きな失望は生まれません。
しかし、通常そこまでの理解が無いまま、
きっとここに相談すれば、何らかの力が働いていじめが解決するだろう
という期待を持って相談し、結果何も変わらない現実との差に絶望すら抱くのです。
どこに問題があったかと言えば、
指摘できる箇所はいくつもあるのですが、
一番のポイントは、いじめの相談ができる適切な窓口が無いことです。
私も小学校でいじめられていた時期に担任の先生からスクールカウンセラーとの面談を勧められたことがあります。
学校のカウンセリング用の個室でそのカウンセラーと2人だけで話をしたのですが、
カウンセラーはただ私の話を聴いただけで、何か具体的な行動を起こしてくれそうな気配が全くありませんでした。
そこで、「カウンセリングはいじめをするあいつらにしてやって」と言って、
たった一回で終わりにしました。
当時小学生だった私がカウンセラーの役割を理解していなかったというのもありますが、
私としては、現実でいじめられないようになりたいと強く願っていたのです。
それなのに、カウンセラーはそれに応えようとしてくれなかった・・・
スクールカウンセラーの場合は、いじめの相談以外にも同じくらい深刻でデリケートで多様な相談が寄せられます。
だからいじめだけを極めるわけにはいきません。
ましていじめ解決のアドバイスとなると、それはカウンセリングとは別の領域なのです。
一般的ないじめ相談窓口ならば、もっとどうにか対応できそうなものですが、
相談してみた人の話を聞いてみると、期待できる状況ではなさそうです。
こうした現状をふまえて、いじめの「解決」をサポートする相談窓口を始めようと思いました。
これまでの私の活動で、チャットでいじめ被害者の相談にのって解決までサポートしてきたので、
直接会わなくても、繰り返し連絡が取れれば解決できることは分かっています。
今回はその窓口を学校とつなげようという取り組みなのです。
学校がやることは簡単で、
いつものいじめ相談窓口の代わりに、「テムジンのいじめ解決相談窓口」を生徒にご案内ください。
これで、相談者に金銭的な負担をかけさせることなく、
いじめ解決のサポートを受けてもらうことができます。
テムジンのいじめ解決相談窓口プラン
料金
300円/月 × 人数(全校生徒数)
相談窓口は原則文章でのやりとりとなります(電話だとテムジン1人では対応できないため)。
LINEのチャットやEメール等の利用を考えています。
なお保護者や職員が生徒の代わりに相談されても構いません。
下のフォームよりお問い合わせください。
※これはサービスの導入をお考えの方向けのものです。