私がいじめについて深く理解できるようになったのは、
多くの視点から物事を見ることができたからです。
ではその視点はどこから得られたかというと、
それは本です。
私は本が好きで、よく読書をします。
フィクションよりもノンフィクションをよく読むという傾向はありますが、
本のジャンルは広めです。
私がいつ頃から本好きになったかというと、
元々小さい時から、家にある本や図書館の本を読んでいました。
でもこの頃はまだ、他の子どもと比べて特に本好きというほどではなかったです。
小学校の高学年くらいから、図書館の本では物足りなくなって、
本屋で買うようになりました。
最初は小説が多かったですが、
中学生あたりからは生物学や中国の古典を読むようになり、
それ以降はさらに本のジャンルを広げていきました。
本を買うとなったらお金が必要なわけですが、
最初は、本が欲しいと言うと、親や祖父母が買ってくれました。
徐々に本を買うことに慣れてくると、
今度は自分のお小遣いで買うようになりました。
慣れないうちは、お金を使うことにためらいがありました。
本当にこの本にはそれだけの価値があるだろうか
と書店で長い時間悩んでました。
しかし、買ってよかったと思える本にたくさん出合えたおかげで
本を買うことへの抵抗は取り払われていきました。
私は本が好きなので、今は保留にしてもどうせ後で買います。
ですが、本は買うなら早い方がいいのです。
本には賞味期限が無いので、結果的に読むのが後になっても早く買ったことで損しません。
そしてもっと重要なことは、本を読んで得られた知識によって自分が成長するということです。
一生の内に同じだけ成長するとしても、
歳をとってから成長した人よりも、若いうちに成長した人のほうが、
生涯全体での生産性は上がります。
なぜなら成長して生産性が高くなった時期が増えるからです。
だから、成長するならなるべく早めにやっておいた方が得します。
この基準は本以外でもそうで、
早めにやっておいた方がいいことは、早くやるようにしています。
例えば、ヴァイオリンの練習ではフォームを
序盤に徹底的に研究しました。
ヴァイオリンの構え方を最初のうちにしっかり身に着けておけば
その後の成長が早いからです。
そんなふうにすると、様々な事が長期的にうまくいくようになります。